HOME > 学校支援 > 「心の教育プログラム」のご案内

「心の教育プログラム(こころの授業)」のご案内

当推進室では、福島県内の学校に通う子どもたちを対象に「心の教育プログラム」(以下、こころの授業)を実施しています。このプログラムは、子どもたちの「心の回復力・生活の中の対処能力を向上させ、安定を図る」ことを目的とします。

授業時間 1コマ(小学校45分、中・高等学校50分)。
実施単位 クラス単位(40名程度まで)。教室にて授業形式で行います。

こころの授業の内容について

こころの授業では、子ども達が自分のよいところに目を向ける(自己肯定感の向上)、感情のコントロール(気持ちの切り替え方)、
アサーション(気持ちの伝え方)などを学習します。Unit1~3まであります。

Unit1 自己肯定感を高める

Unit1の目的は、自分ができていることを見直し自己肯定感を高めること、自身で取り組める気持ちの切り替え方を知ることの2つです。

授業の流れ

  1. 最初は、自分の「いいところを見つける」ワークです。ここでは、自身の性格としての長所を見つけるのではなく、普段の生活を続け、社会適応するために行っている適応行動に注目します。例えば、体調管理の行動やコミュニケーション、学校のスケジュールに参加することなどが挙げられます。自分が普段いかに多くの適応行動を行っているかを確認することで、「いいところ」は人と比べる必要がなく、特別なものでなくてよいこと、問題が生じないために普段当たり前に取れている行動が大切であることを理解し、肯定的なイメージが持てるような気づきを促します。また、グループワークを通して、自身のいいところを他者に認めてもらう体験ができる機会としても重要です。

  2. 次に、「大切な気持ちをみつける」ワークです。楽しいなどの肯定的な気持ちに繋がる「もの」や「出来事」を思い出し、書き出す作業を行います。作業を通して、ポジティブな気持ちに繋がることを考えたり、実践することが気分転換になることを体験的に理解します。また、偏った興味だけでなく、グループの意見を参考に幅広く見つける練習をすることで、自分なりの気分転換の手立てを増やすことにも繋がります。

  3. 最後に、子ども自身で行える呼吸法や筋弛緩法などを実践し、リラクゼーション法を練習します。

Unit2 感情のコントロールとアサーション

Unit2の目的は、自分と他者との違いや自分の抱いている感情に気づき、自他を大切にした考え方や表現方法を身に付けることです。

授業の流れ

  1. アサーションというと話し方について意識しがちですが、我々の行う授業では、まずは自他の違いに目を向けることから始めます。怒りや悲しみを感じやすい場面をいくつか提示し、皆はどのくらい怒りや悲しみを感じるか、その強さを点数にします。同じ場面でも人によって点数の違いがあると確認することで、自分と他者とは違って当然であること、人と同じでなくてはいけないという思い込みを捨て、それぞれの気持ちや考えを尊重できるようになる(考え方をアサーティブにする)ことを狙います。

  2. 次に、互いを理解し合うためのコミュニケーションとして、自己表現には3つのタイプ(①攻撃的、②非主張的、③アサーティブ)があり、それぞれどのような特徴があるかを紹介します。その後、こちらが設定した場面でどのような伝え方をしたらアサーティブな表現になるかを考えてもらい、セリフとして文字にします。隣同士やグループに分かれて、自分が考えたセリフを声に出し、相手はどのように感じるかを確認するロールプレイも実施することで、知識としてだけでなく、実際に使えるスキルとして身に付くことを目標にしています。

  3. 授業の最後には、状況に応じて言わない権利があることを補足します。また、強い怒りを感じている場合には、言葉にするよりも先に自分の中で怒りを小さくおさめられると良いこと、そのための感情コントロール法を練習します(アンガーマネジメント)。

Unit3 考えの幅を広げる

Unit3の目的は、気持ちの切り替えの方法として「考え」に注目し、考えの幅を広げることにより、ストレス軽減につながる方法を知ることです。

授業の流れ

  1. 授業では、コミュニケーション上の葛藤が起きやすい場面を例に挙げ、同じ状況でも考え方によって気分が良い方にも悪い方にも変化することを理解します。

  2. また、特にストレスを引き起こしやすい考え方のクセを知るために、チェックリストを使い自身の考え方の傾向をグラフ化し、客観的に捉えるワークを行います。

  3. その後のグループワークでは、事例を基に、普段の考え以外に様々な考え方を出す練習を行います。他者の意見を聞くことで、より幅広い考え方を知る機会になります。

Unit3の目的は、気持ちの切り替えの方法として「考え」に注目し、考えの幅を広げることにより、ストレス軽減につながる方法を知ることです。

お申し込みの流れ

  1. 年度始めに教育委員会から各学校へ当事業の案内が配布されます。

  2. 小中学校は教育委員会に、高校は教育事務所に申込みをしてください。

  3. 当推進室より学校へ連絡し、日程等具体的な調整を行います。

当日の流れ

  1. 各学校の担当の先生と実際の授業内容や展開について打ち合わせを行います。

  2. 授業実施。

  3. 各学校の担当の先生方とふりかえりやフィードバックを行います。

TOPへ